大会ワークショップ講師を務めます

今年は松山大会

日本ブリーフサイコセラピー学会の年次大会が2017年度は7月29日〜30日に行われます。今年は第27回松山大会、初の四国開催です。http://matsuyama2017.jabp.jp

システムズアプローチ〈完全理解〉

この学会では大会前日に大会ワークショップが開かれるのが常となっております。この度、8つのワークショップのうちのひとつ、「システムズアプローチ〈完全理解〉」で田中が講師を務めます。大会ワークショップを単独で行うのは初めてのこと。5時間というのは研修としては長いようで短くもあり、ワクワクしながら内容を考えているところです。

事前申込締切が近づいています

事前申込の締切は6月9日(金)です。締切を過ぎてお申し込みになると2,000円ほど参加費が高くなりますので、ご参加をご検討中の方は予約参加がおすすめです。詳しくはこちらのページからどうぞ。http://matsuyama2017.jabp.jp/form.html

以下、大会ホームページからワークショップの概要を転記します。

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システムズ・アプローチはブリーフセラピーを支える大きな柱のひとつです。ジョイニング、リフレーミング、コミュニケーション・パターン、どれもブリーフセラピーを実践する上で欠かせない要素となっています。システムズ・アプローチというと家族面接をイメージされる方は少なくないでしょう。しかし、家族面接だけでなく、個人面接や会議にも、はてはちょっとした立ち話や世間話にまで有効性を発揮します。それは、システムズアプローチが特定の方法を指すのではなく「ものの見方」に他ならないからです。

とは申しましても、本ワークショップは学校臨床をテーマとした、初学者向けの内容となっております。イメージとしてはデパ地下の試食コーナー。変わった味かもしれないけ れど、美味しいかもしれないし、エクササイズをまじえながら、基本の基本に少しずつ触れていきます。学校臨床以外の分野で業務に従事している方も、もちろん大歓迎です。

「明日から使える!」技法をたくさん学ぶことはとても大事なことです。しかし、それが使いこなせるかどうかは、それぞれの支援者にかかっています。ですから、システムズアプローチのものの見方が支援者の柔軟性向上に寄与する→諸技法の活用可能性が高まる→よりよい支援につながる、そんなワークショップを目指せるといいな、と思っています。

複数の関係者をシステムとして捉える視点から、既存のシステム観を転覆するオートポイエーシスまで、システムズアプローチは固定化されている経験をシャッフルしてくれることでしょう。

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